第1巻 季節はずれの落葉
御門和人(みかどかずと)は日本有数の資産家、御門家の跡取である。彼は幼い頃から帝王学を学び、人の上に立つ人間だと自覚していたが、そのために冷酷な性格になってしまっていた。金で何でも手に入れてしまう為日々の生活に飽きており、そんな中で見かけた城宮椛(しろみやもみじ)に興味を抱く。といってもどんな状況も諦め、受け入れてしまう椛の性格は憎悪の対象でしかなかった。そして、ある日を境に椛は御門家でメイドとして働くことになる。なぜなら、両親を失い、その後養ってもらっていた親戚夫婦は椛を御門家でメイドとして働
...すべて読むかせる話を勝手に進めてしまった為だった。そして和人と椛の2人のストーリーはここから始まっていく。
椛が屋敷へメイドとしてやってきた初日に和人は椛を自室に呼び出し、関係を迫っていくが、椛はいつもの諦めの表情でその状況を最初は受け入れようとした。しかし未発達な体つきとは裏腹に非常に感じやすい身体で和人の愛撫に反応していくのだった。その日からも自分の意志というものが感じられない椛に対し、和人はその憎悪を関係を迫ることでぶつけていくことになる。