幼くして修道院にあずけられたレイチェルは、美しい少女に成長し付属の寄宿学校に入学する。しかし、そこでは明けても暮れても司教やシスターの凄まじい仕打ちが彼女を待ちうけていた。被虐の生活の中で唯一の希望は、都の社交界に君臨する叔父リュセ侯爵を尋ねて、自らも社交界の花形になることだった。そして遂に侯爵からの使いが来るのだが、それはまさに「哀・奴隷」としての真の招待だった・・・。
大好きだった母と同じ社交界の華になるため、リュセ侯爵の使者に連れられてきたレイチェルは、薄闇に包まれた古城を、期待と不安の入り混じった面持ちで見上げた。もう二度
...すべて読むと修道院へは戻りたくない。ただ唯一の心残りは、初恋の相手アンドリューとの別れ・・・。母亡き後、天涯孤独だと思っていたレイチェルにとって、初めて会う叔父のリュセの存在は何よりも心強い。レイチェルはリュセから、社交界にデビューするには数々の試練がが待っていること、そして全てをクリアした先に哀・奴隷(あい・ど~る)の道があることを聞く。やがてリュセは、ここで守るべき決まりについて語りだした。城内にいる全ての者を師と思い言うことを聞くこと、自分の世話を自分ではしないこと、計画的に組まれたレッスン(午前中は知的レッスン、午後からは性的レッスン)に全て従うこと、許可なく城から出ないこと。そしてそれらを破ると厳しい罰を受けなければならないこと。その時、話に耳を傾けるレイチェルの両脚をこじ開ける者が・・・。